【看護師/移住体験談】必要とされている地域で訪問看護ステーションを開設/三重県(南伊勢・志摩)/前田葵

自由な働き方をしたい副業で年収UPしたい旅行しながら稼ぎたい
このような希望がある看護師は
お気軽にお問い合わせください!

移住・転職・派遣・フリーランスなどの

無料相談をしたい場合はこちら

リフレッシュナースの詳細は

こちら

自由な働き方をしたい
副業で年収UPしたい
旅行しながら稼ぎたい
このような希望がある看護師は
お気軽にお問い合わせください!

移住・転職・派遣・フリーランスなどの

無料相談をしたい場合はこちら

リフレッシュナースの詳細は

こちら

今回は三重県に移住して訪問看護ステーションを開設した看護師の前田葵さんに移住体験談をインタビューさせていただきました。

目次

看護師/前田葵さん

プロフィール/前田葵

高知県出身。高知県の看護師の短期大学に進学。
学生時代の経験から女性も精神的にも経済的にも自立する必要性を感じ、早期独立することを見据え、東京で看護師経験を積み、訪問看護師として1年勤務した後、2箇所目の職場にて訪問看護ステーションの管理者業務と新拠点の立ち上げ業務を経験。
独立を検討する段階で、東京都で新たに訪問看護ステーションを設立する事に意義を見出せず、訪問看護を必要としている別の地域を検討する。その際に、南伊勢町に在住の友人から「社会資源も足りてないし、高齢化率もすごいから是非おいでよ」と声が掛かる。とりあえず遊びに行ったところ、海も綺麗で人も優しく、とてもいい環境であったため「ここでやろう」と決めた。
nano訪問看護ステーションは現在南伊勢町と志摩市に拠点があり、2024/10に鈴鹿に3店舗目を出店した。

移住前に地方についてどのように情報を得ていましたか?

看護師 前田

南伊勢に住んでいた友人から色々聞いたりしましたし、三重県庁のよろずやさんに相談したりしました。

あまり準備せずに移住したので、家も車もない状態だったので、カフェでバイトさせていただき、そこに下宿させてもらいました。さらに、立ち上げ資金も必要だったので試行錯誤していたところ、地元のおじいさんが車を手配してくれたり、空き家を手配してくれたり、お弁当を持ってきてくれたりして、助けてくれました。とてもありがたかったです。

空き家の持ち主も、元々南伊勢町の役場で介護相談の仕事をされていた方だったので、訪問看護ステーションの開設に理解があり喜んでくれました。

なぜこの地域を選んだのですか?他に候補地はありましたか?

看護師 前田

他は考えていませんでした。ほとんど勢いですね!
何かあっても現地でどうにかなると思っていました。

実際に移住してみて、都市部と田舎の一番大きな違いは何ですか?

看護師 前田

支出が著しく減るので、貯蓄はたくさんできると思います。

まず家賃が全く違いますね。現在はお隣の志摩市に住んでいますが、メゾネット型の広い賃貸で月々8万円です。東京都新宿だと同額で、1ルームの狭い賃貸でも借りれるか怪しいところです。

また食料が豊富で食費がかかりません。地元の方にお米をいただいて、野菜は事務所の裏の畑で採れたものをいただけて、みかんもたくさんいただけます。たまにですが伊勢海老なんかももらえたりします!

あとは東京と違い、移動が車なので快適です。もう自転車には戻れないと思います。季節や天候に左右されない強みがありますね。また、車の中で昼食をとれたり事務作業や電話ができ、プライベート空間があることも車のメリットだと思います。でも少し、足の筋力が落ちたかもしれません。

地方での生活で特に気に入っている点は何ですか?

看護師 前田

星がすごいです!携帯で撮影しても写るくらい一面の星空です!
星空の下でBBQとかできちゃいます!

ご飯がすごく美味しくてお値打ちです。田舎だからこそのクオリティです!

愛知から移住してきた方が作った海辺のコミュニティがあって、BBQやハロウィンなど色々なイベントが開催されます。地元の老若男女が参加します。

逆に、移住後に苦労した点や予想外の問題はありましたか?

看護師 前田

事業者ならではの目線にはなりますが、雇用が大変です。
とにかく高齢化率がすごいので、働き手がそもそもいません。

地元民も地元だけで回していくことにも限界を感じているため、他所から来る人に対して迎え入れる準備が整っています。

近隣のお店が夜早くに閉まってしまう事は予想外でした。
ガソリンスタンドも夜早くに閉まってしまうので、仕事終わりに素早く給油に向かいます。その点、散財しないのでお金はたくさん貯まります!

料理をしないとご飯がないことに苦労しました。飲食店が少なく、デリバリーなどももちろん存在しないので、嫌でも料理スキルが身につきました。

また家の掃除が大変です。住居が広い分、掃除する面積が多くなりました。

移住地(南伊勢町)の魅力について教えてください。

看護師 前田

南伊勢町による子育て支援制度が手厚いです。給食費が無償だったり、世帯年収関係なく0〜5歳児の保育料が無償です。さらに高校生の通学費の補助まであります!

住居については空き家バンクを活用し、お得にリフォーム出来る制度があります(2024年10月時点)。詳細はコチラよりご覧ください。

今の私があるのは、移住を誘ってくれた友人然り、地域の方や医療の問題を危惧してる人たちが、周りでサポートしてくれたからだと思います。その点でもとてもいい人々が暮らしている地域だと思っています。

地元のコミュニティや人々とどのように関わっていますか?

看護師 前田

商工会に加入しているので、そこのコミュニティに参加していたり
地域のお祭りに積極的に参加して、無料の保健室を出展したりしています。

そこで地域の方々の血圧を測定したり、健康相談や救護班として地域貢献しています。ただ地域貢献と言いつつ、スタッフの方が楽しんじゃってます!

田舎では地域のイベントや、コミュニティに馴染む事が必須だと思われていますが、南伊勢町では特に必須だと感じません。その点、移住者には気楽かと思います。

地域の人々と馴染むのに苦労しましたか?それをどのように乗り越えましたか?

看護師 前田

地域のみなさんが回覧板を回す速度が早く、自分も早く回すことを努力しました。また、情報が回る速度も回覧板くらい早いです。

地域によっては、移住者は回覧板を回さなくて良いところもあるみたいですね。

それくらいで、特に苦労はありませんでした。

これから移住を考えている人たちに、アドバイスや伝えたいことはありますか?

看護師 前田

都会で遊ぶだけ遊んでから来るといいと思います。娯楽は少なめなので、娯楽に飽きてから来るといいです。

また人に頼る事に慣れておくと移住後に助かるかもしれません。とりあえず、勇気を持って人に言ってみる練習をするといいですね。

色々な親切をしてくれる方が多いので嬉しい気持ちが相手に伝わるように表現できると良いです。

移住に向いている人はどんな方だと思いますか?

看護師 前田

「とりあえずやってみよう」と、勇気を持って飛び込める人が向いているのではないでしょうか。自分から環境を楽しむ力があるといいですね。

移住前に知っておきたかったと思うことは何ですか?

看護師 前田

移住生活というより仕事のことで、訪問診療や往診をやっている先生がとても少ないので、訪問看護指示書を書いてもらえるところが少なかったりします。

また民生委員など、地域住民で支え合うための制度もあり、東京と違うところがあります。

意外だったのは、訪問看護の仕事をしていると、地元の人に診てもらいたくないという方が一定数いらっしゃるということです。風通しの良い地域だからこそ、自分の情報が回って欲しくないという想いがあるからなのか、私たちのような移住者に訪問看護に来て欲しいというニーズがあります。また地域によって、お看取りのローカルルールがあったりします。

移住前にこれだけはやっておいて良かったと思うことは何ですか?

看護師 前田

独立に向けて、2つの事業所を見比べておいてよかったと思います。

様々な運営の仕方を学ぶことができましたし、管理者業務と貴重な立ち上げの経験もする事ができました。

移住前と今で、自分自身や家族に対する考え方や価値観に変化はありましたか?

看護師 前田

女性の精神的・経済的自立を最終目標としているビジョンに変化はなく、現在はその中間地点となるので価値観や、やりたい事に変化はないですね。

今後もこの地域に住み続ける予定ですか?将来の計画について教えてください

看護師 前田

今の所、どこかに定住する予定はありません。

結果として特定の地域に定住する可能性はありますが、地域を転々としつつ関係人口を増やしていきたいと思っています。

私たちの屋号に「nano」という言葉が使われている理由になるのですが、「nano」という言葉は10の-9乗を表すとても小さい単位の言葉です。この南伊勢町という小さい単位から始まった、地域の看護師さんが盛り上げる訪問看護ステーションとして、全国のロールモデルになりたいという想いが詰まっています。そして今後実現させたいと思っています!

nano訪問看護ステーション 鈴鹿店 管理者 平井桃香さん

看護師 平井

私は新卒から急性期病院に勤めていました。仕事では膨大な業務と時間に追われて、患者様一人ひとりとゆっくり関わることができないことが悩みでした。また、勉強会の開催や、ラダー取得のための課題、委員会活動などの看護業務以外での負担がとても大きかったです。夜勤で生活リズムも不規則な上、休日でも病院へ行くこともよくありました。

訪問看護に転職し、利用者様一人ひとりとゆっくりと向き合うことができ、病気の部分だけでなくその方の生活や思いに寄り添った看護ができ、看護師という仕事がもっと好きになりました。また、私生活でも夜勤がなく定時で帰宅できるため、子供と過ごす時間もしっかりと確保でき、充実した毎日を過ごすことができています。

訪問看護は一人で利用者様のご自宅へ伺うため最初は不安を感じましたが、実際働いてみると一人で回るものの、スタッフ全員が利用者様の情報を把握しており、すぐに連絡がとれる環境が整っているため、毎回安心して訪問に伺うことができます。

転職を検討されている方には、ぜひ訪問看護を選択していただき、楽しい看護師生活を送って欲しいです。

nano訪問看護ステーション 山川昌子さん

病棟から訪問看護に転職したきっかけと病棟との違いを教えてください。

看護師 山川

転職のキッカケは、前職(病棟)の職場が通勤時間で1時間以上かかっておりnanoは自宅から近かったというのがキッカケです(笑)

また実際に働いてみて、病棟は入退院も激しかったり、患者様の情報収集で早く出勤しなくちゃいけなかったり、状況把握がとても大変な印象でした。

それに比べてnanoは病棟ほどの利用者様の出入りも少なく、利用者様の情報把握も全てiPadで完結しているのでほとんど時間もかからず、いつでも電話で管理者・同僚にも相談ができるので安心して訪問に集中できます。見慣れた地域を回るから毎日リフレッシュできるっていうのも嬉しいポイントです。

大変だったことと良かったことを教えてください。

看護師 山川

私は電子機器が得意ではないので、初め書いた記録が消えてしまったり、利用者様が話すスピードに記入が追いつかなかったりしました。

ただやっていく内に馴れて、記録のスピードが上がったと実感しています。まだ記録以外の作業で入力に失敗することもありますが、チームのみんなに助けてもらえるので頑張れます。

訪問看護は何が楽しいですか?

看護師 山川

利用者様が訪問を楽しみに待ってくれていたり、リハビリをしている方は状態が良い方向に変化している様子が見えると、嬉しそうに伝えてくれます。

そんな小さな事ですが1つずつできる事の幅が増えている様子を共に喜べる仕事にやりがいを感じます。

病棟だと提案できなかったことも在宅では「これを提案すると喜んでくれるかも!」と可能性を無限に考え感じることも訪問看護の楽しさだと感じています。

自由な働き方をしたい副業で年収UPしたい旅行しながら稼ぎたい
このような希望がある看護師は
お気軽にお問い合わせください!

移住・転職・派遣・フリーランスなどの

無料相談をしたい場合はこちら

リフレッシュナースの詳細は

こちら

自由な働き方をしたい
副業で年収UPしたい
旅行しながら稼ぎたい
このような希望がある看護師は
お気軽にお問い合わせください!

移住・転職・派遣・フリーランスなどの

無料相談をしたい場合はこちら

リフレッシュナースの詳細は

こちら

SNSでシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次