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大学卒業後、広島県の大崎上島に移住して、現在は愛媛県の中島にある特別養護老人ホーム 姫ヶ浜荘で看護師として働いている吉屋寿則さんにインタビューさせていただきました。
看護師・保健師/吉屋 寿則(よしや としのり)
社会福祉法人 島寿会 特別養護老人ホーム 姫ヶ浜荘
1996年2月に山口県で生まれました。
2014年4月に大学進学で広島県に移り、広島国際大学の看護学科に入学しました。大学在学中、広島県の大崎上島で「瀬戸内イキイキプロジェクト」というボランティア活動に参加したことにより、離島の魅力にどんどん惹かれていったんです。今思うと、それが人生の転機でした。
2018年3月に大学を卒業して、そのまま大崎上島に移住し、訪問看護師として島の在宅医療に従事しました。
2022年4月からは愛媛大学大学院の博士前期課程に進み、離島での看取りを考える際に、単に社会資源の不足を補うだけでなく、島民が望む「人生の最期」をどう支援するかという、当事者視点を大切にした支援のあり方について研究しました。
2024年3月には修士(看護学)を取得しました。修士論文のテーマは「離島に住む後期高齢者の在宅志向性」でした。
そして、2024年7月からは愛媛県の中島にある特別養護老人ホーム 姫ヶ浜荘で看護師として働いています。終の棲家である老人ホームで、島に住む高齢者が「島で最期を迎えたい」という願いに寄り添いながら、島での看護を日々楽しんでいます。
看護の魅力発信ミニ番組「愛顔のかんご」(南海放送)に出演しました。
大学在学中に参加していた「瀬戸内イキイキプロジェクト」のボランティア活動が、今の道を歩むきっかけとなりました。この活動の拠点は広島県の大崎上島で、そこで多くの高齢者の方々と出会い、お話しを聴いていくことにより、島に住む高齢者の思いを深く知ることができたんです。
たとえば、「島で最期まで過ごしたい」「家で最期を迎えたい」「ミカン畑が心配」「友人や知り合いとつながり続けたい」といった声をたくさん聴きました。そうしたお話しを聴く中で、多くの高齢者が「この島で最期まで暮らしたい」と強く思っていることを実感しました。
でも、現実的には離島ならではの、厳しい環境が壁になってしまうことが多くあります。島には病院も少なく、入院や手術が必要な場合、特に骨折などでも島外へ行かざるを得ない状況です。そのため「島で過ごしたい」という想いがあっても、それを断念して島を出て行かざるを得ない高齢者も多くいました。
そんな状況を目の当たりにして、大学卒業後は病院で働くという一般的な道ではなく、大崎上島に移住して、新卒で訪問看護師として、人を看たい・生活を看たい・地域を看たいと思うようになりました。
移住前は、まずボランティア活動で関わっていた大崎上島についての情報を中心に、地方での生活環境についていろいろ調べました。特に、医療や介護の状況、島での交通手段、買い物や生活のインフラがどうなっているかを詳しく確認しましたね。また、実際に島で生活している方々に直接話を聴く機会も多かったので、そこでの暮らしや地域コミュニティについてのリアルな情報を得られたのは大きかったです。
さらに、離島に住む高齢者がどういった想いで生活しているのか、また島ならではの課題にも興味があったので、離島の医療や福祉に関する資料や論文も読み込みました。そうした情報を通して、離島での看護の現場が自分にとってどういう意味を持つのかを考え、実際に移住して働くことへのイメージを膨らませていました。
今は、中島への移住に向けて、情報収集中です!
他に候補地は正直なかったですね(笑)。大学時代からずっと関わってきた大崎上島の高齢者の方々や地域の魅力に惹かれていて、「ここで訪問看護師として働きたい」という思いが自然に芽生えました。お世話になった大崎上島町で、これまで学んできたことを活かしながら、この地域で暮らす方々の生活や最期の時間に寄り添いたい、という気持ちが強かったんです。
移住してみて感じた都市部との一番の違いは「人とのつながりの密度」ですね。大崎上島では地域の方々と顔を合わせる機会が多く、仕事でも日常生活でも、すぐに知り合いや顔見知りの方と話すことが多いです。都市部だと、こうしたつながりを感じる機会は少なく、隣に住む人の顔すら知らないこともあると思いますが、ここでは本当に「地域で支え合っている」という実感があります。
生活費は、家賃や食費は都市部より安いものの、離島特有の輸送コストがかかるためか、物価はやや高いと感じることもありますね。仕事環境は、訪問看護としての自由度が高く、自分のペースで仕事を進めやすいですが、医療設備やリソースが限られているので工夫が必要です。
通勤時間は驚くほど短くなりました。車で移動するだけで渋滞もないので、時間的なゆとりも増えました。都市部では感じられない、ゆったりした時間の流れを感じられるのも、田舎ならではだと思います。
地方での生活で特に気に入っている点は、「島る」ことができることですかね(笑)。
「島る」とは、一応、私が考えた造語で(笑)島に足を踏み入れると、その魅力に引き込まれ、二度と離れられなくなるような感覚を表す言葉です。
大崎上島も中島も、自然が豊かで、四季折々の風景を身近に感じながら生活できるのが本当に気持ちいいです。忙しい日でも、海や山を眺めたり、島の風を感じるだけで、ふっとリフレッシュできるのが大きな魅力ですね。
また、地域の方々との温かいコミュニティも気に入っています。誰かが困っているときに自然と助け合える雰囲気があって、人と人のつながりがとても大切にされています。都市部のようなせわしなさがなく、のんびりした静かな環境も気に入っています。静かな時間が流れる中で、人のぬくもりを感じられる生活は、「ここならではだな」と感じます。
移住後に苦労した点や予想外だったことはいくつかありますが、やはり「医療や生活に関するインフラの制約」が大きかったです。たとえば、医療機関や専門の設備が限られているので、訪問看護や介護保険施設の現場でも医療的な対応が都市部ほど簡単にいかないと感じることがありました。重症の方の対応が必要な場合や急な検査が必要なときには、どうしても島外の病院へ行かないといけません。そうした場合、患者さんの家族やご本人にとっても負担が大きく、医療資源の限られた環境でどう支援するかについて考えさせられることが多いです。
また、交通手段の制約も予想外でした。離島なので、天候やフェリーの運航状況に仕事や生活が左右されることが多く、悪天候の日は出かけることができなかったり、物資の輸送が滞ることもあります。このあたりの生活リズムは都市部にはない独特の感覚で、初めのうちは少し戸惑いましたね。
とはいえ、こうした問題も少しずつ慣れてきて、限られた中でどう工夫していくかが地域医療や生活の面白さにもつながっていると感じます。
島の魅力はたくさんあります!
海に囲まれていて、季節ごとに違った表情を見せる瀬戸内海の風景が何よりも魅力です。島から見る夕日や、空と海が一体化するような静かな朝の風景には癒されます。
島ではみかんをはじめ、柑橘類や野菜が豊富に栽培されていて、地元の方から新鮮な作物をいただく機会も多いです。収穫の時期にはみんなで作業したり、旬のものを分け合う習慣があり、そうした交流も楽しいです。
そして何より、島の皆さんはとても親切で、何かあればすぐに声をかけてくれたり、協力し合える雰囲気が自然にあります。何気ない会話から情報が入ったり、地域全体で人と人とのつながりを感じられるのは大きな魅力です。
島では、都市部のようなせわしなさがなく穏やかな時間が流れています。毎日の通勤や買い物も短時間で済むし、都会の喧騒から離れて自分のペースで暮らせるのがとても心地よいです。
地元のコミュニティや人々とは、いくつかの方法で積極的に関わっています。
大学時代には「瀬戸内イキイキプロジェクト」で、島内の高齢者の方々と触れ合える活動に参加していました。簡単な健康チェックや健康教育などを通じて、看護学生、看護師としてもお役に立てるような活動が多いです。こうした活動を通じて、地域の方々とも距離が縮まりました。
年に何度か島で開催されるお祭りや行事には積極的に参加していました。特に、島の伝統的なお祭りでは、地域の方々が一堂に集まるので、そこでの会話や交流も楽しみのひとつです。参加することで、地域の文化や歴史を学ぶ機会にもなり、住んでいる場所への理解が深まります。
定期的に開かれる地域の集まりにも参加しています。住民同士で情報を共有したり、困りごとがないかを確認したり、地域で支え合う意識が強い場です。こうした集まりで顔を合わせていると、自然と「困ったときは助け合う」というつながりができていきます。
看護師としてのお仕事も、地域との関わりそのものでした。日々、島の高齢者の方々の家や居室を訪問する中で、ご家族の方や近隣の方とも自然と顔なじみになり、仕事を通して地元コミュニティの一員として溶け込んでいます。
こうした活動を通じて、地元の方々と「一緒に暮らしている」という実感が深まり、地域に溶け込みながら日々の生活を楽しんでいます。
最初は少し苦労しましたね。島の方々は温かいんですが、移住してきた若者がどういう気持ちでここにいるのかを見守っているような空気がありました。「この人はどんな人なんだろう?」と気にしている方も多かったと思います。地域に馴染むまでには、まず自分から積極的に声をかけたり、イベントや集まりに参加して顔を覚えてもらう努力をしました。
また、地域の方々が大切にしている「島の文化や習慣」を理解することも意識しました。例えば、年配の方のお宅に伺うときの挨拶や、季節の行事に参加することで、「この人はちゃんと地域を理解しようとしているんだな」と感じてもらえたようです。地元の方からは自然に話しかけてもらえるようになり、少しずつ距離が縮まりました。
一番効果的だったのは、「地域のために何ができるか」を自分なりに考えて行動することでした。看護師として地域医療に関わる中で、「この人は本当に私たちの生活を支えようとしてくれている」と感じてもらえたのか、次第に信頼関係ができていきました。最初は時間がかかりましたが、自分から心を開き、誠実に向き合うことで自然と馴染んでいけたと感じています。
移住を考えている人たちには、いくつかのアドバイスをお伝えしたいです。特に、準備しておくべきことや心構えについては大切だと思います。
❶地域の文化や習慣を理解する
看護を実践するなかで、もっとも大切な「対象の理解」と似ていると思います。移住先の地域には、それぞれの文化や習慣、価値観があります。まずは地元の人々と接する前に、どんな文化や背景があるのかを学ぶことが重要です。挨拶の仕方や行事、地元の生活様式を理解しておくと、スムーズに馴染むことができます。
❷柔軟な心構えで接する
都市部とは違って、地方には不便さや制限もあります。例えば、医療機関が少ない、公共交通機関が限られている、物資の調達に時間がかかるといった点です。しかし、これらをネガティブに捉えるのではなく、自分の生活スタイルを工夫する楽しさとして受け入れる心構えが大切だと思います。
❸地域とのつながりを大切にする
地域社会に溶け込むには、地元の人々と顔を合わせる機会を増やし、コミュニケーションをとることが、人間関係を築く第一歩になります。最初は戸惑うかもしれませんが、少しずつ関わりを持つことで、温かく迎え入れてもらえると感じています。
❹自分の仕事やスキルを地域にどう活かすか考える
移住後、どんな仕事をするのか、どんな役割を果たせるのかを考え、その地域に貢献できる方法を見つけることが大切です。自分のスキルや経験を地域で活かすことで、より一層地域とのつながりを深められます。
❺自然の豊かさを楽しむ
地方での生活は、自然の中で過ごすことができる大きな魅力です。都市部では味わえない静けさや美しい風景を楽しむために、自然と積極的に触れ合うことをおすすめします。季節ごとの変化を感じながら過ごすことで、移住先に愛着を持てるようになると思います。
❻自分のペースで無理せずに
移住初期は慣れないことも多くて、ストレスを感じるかもしれません。でも、急がず焦らず自分のペースで環境に適応していくことが大切です。心の余裕を持ちながら、一歩ずつ前進すれば必ずうまくいきます。
移住は新しい挑戦であり、地域とのつながりを深めることが一番の魅力です。最初は大変なこともあるかもしれませんが、自然な形で地域に溶け込んでいくことができると思いますよ。
地方では、都市部のようにすべてが整っているわけではなく、不便を感じることもあります。そのため、予想外のことが起きても前向きに捉え、柔軟に対応できる人が向いています。計画通りにいかないこともありますが、工夫して乗り越える楽しさを感じられるタイプの人が向いているのかもしれません。
地方では、顔を合わせる機会が多いため、人間関係が密接になりやすいです。地域の行事に参加したり、顔なじみの人と交流することを楽しめる人には向いています。反対に、完全にプライベートな空間を重視して人との関わりを避けるタイプの人には、少し窮屈に感じるかもしれません。
都会の速いペースに疲れた人にとっては、移住先が心地よい場所になるでしょう。
地元の文化や習慣、特に高齢者の方々の考え方や暮らし方を理解しようとしたことが非常に大きかったです。訪問看護師として地域の高齢者と接する中で、その土地の特有の価値観や生活スタイルを理解することで、より良い支援ができるようになりました。この姿勢は人間関係を築くうえでも役立ちました。
都市部ではすぐに手に入る便利さがありましたが、移住後は自分の生活リズムを作ることが大切だと感じました。毎日のスケジュールや、趣味の時間、仕事の合間にリフレッシュする方法を見つけ、無理なく日々を楽しむ方法を確立したことが、移住後のストレスを減らすポイントでした。
移住前と今で、確かに自分自身や家族に対する考え方や価値観に大きな変化がありました。地方に移住することで、生活のペースや環境が変わり、その中でいろいろと気づくことが多かったです。
移住前は、忙しい都市での生活に慣れていて、学業の優先度が高く、生活の中でどれだけ「効率」を追求するかが重要だと感じていました。しかし、移住後は、自然の中で過ごす時間や、自分のペースでゆっくり暮らすことの大切さに気づきました。地方の生活は、物理的に「時間が流れるスピード」が違うので、より丁寧に日常を感じるようになり、効率だけではない豊かな生活が重要だと考えるようになりました。
島に移住してからは地域社会とのつながりが強くなり、社会的な責任や地域貢献の重要性をより感じるようになりました。特に、高齢化が進む地域での看護活動を通じて、地域の人々と共に生きることの意味を深く考えるようになりました。
それと、都市部では便利さや物質的な豊かさが重要視されることが多いですが、移住してからは、物質的なものよりも心の豊かさや人間関係の大切さが何よりも重要だと感じるようになりました。例えば、都会では買い物の選択肢が豊富で、何でもすぐに手に入りますが、地方ではそれが限られていても、それを楽しむ余裕を持てるようになり、消費主義から離れることができました。
長期的な視点で見ると、移住によって自分の考え方や価値観は、より人とのつながりや生活そのものを大切にする方向にシフトしてきたと感じます。移住前には考えもしなかったような視点や気づきがあり、これからもその変化は続いていくと思います。
今後の計画としては、現在は島に住んでいませんが、将来的には中島に移住する予定です。中島に移住することで、島の地域医療に携わり、引き続き高齢者のケアや地域とのつながりを深めていきたいと考えています。
将来的には、島での生活をより豊かにするために、地域貢献活動や自分自身の成長を目指していくつもりです。移住後は、さらに島での看護実践やコミュニティの一員として生活を楽しみながら、地域の人々と共に過ごしていきたいと思っています。
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