【5分で完成】看護師の職務経歴書の書き方と簡単テンプレート

転職活動を始めるとき、多くの看護師が頭を悩ませるのが「職務経歴書の作成」です。

履歴書と違ってフォーマットが決まっていないため、何を書けばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

とはいえ、転職活動で職務経歴書は非常に重要な役割を果たします。

採用担当者はこの書類を通して応募者の経験やスキルを把握し、即戦力となれるかどうかを判断するからです。

この記事では「5分で完成 看護師の職務経歴書」をテーマに、最短で作成できる書き方の流れ、アピールにつながるポイント、テンプレート例文まで詳しく解説します。

この記事を読めば、忙しい看護師でも短時間で質の高い職務経歴書を完成させることができます。

看護師が職務経歴書を作成する目的とは？

まず理解しておきたいのは「職務経歴書は履歴書の補足資料」という点です。履歴書は生年月日や学歴、資格などの基本的な情報を伝えるものですが、職務経歴書は「これまでの職歴をどう活かし、今後どのように貢献できるか」をアピールする書類です。

特に看護師の場合、勤務先や担当した診療科、患者層、役割（リーダー、プリセプター、委員会活動など）を整理して伝えることが求められます。採用担当者は応募者の強みや経験の深さを知りたいと考えているため、シンプルながらも具体的に記載することが大切です。

5分で完成！看護師の職務経歴書の書き方ステップ

「職務経歴書を書くのは大変そう」と思う方もいますが、実はポイントを押さえれば5分程度で作成できます。

以下のステップで進めましょう。

ステップ1：基本情報を整理する

勤務先の名称、在籍期間、雇用形態、担当科目などを箇条書きでまとめます。特別な文章力は不要で、事実を簡潔に書くことから始めましょう。

ステップ2：担当業務を具体的に書く

「外科病棟で手術前後の看護を担当」「急性期病棟での救急搬送患者への対応」など、イメージできる形で記載すると効果的です。

ステップ3：役割や実績を補足する

プリセプター、リーダー、委員会活動など、職場で担った役割があれば必ず記載しましょう。業務改善や教育経験があると強いアピールになります。

ステップ4：スキルや資格を追加

「急変時対応」「ICU経験」「看取りケア」など、自分が持つスキルを補足します。認定看護師や専門看護師など資格があれば必ず記載してください。

ステップ5：最後に志望する職場に合わせて調整

求人が急性期病棟なら救急対応の経験、訪問看護なら在宅医療への関心、といったように応募先に合わせてアピールを強調します。

看護師の職務経歴書に盛り込むべき内容

採用担当者が見たいのは「即戦力性」と「適性」です。そのため、以下の項目を盛り込むことを意識しましょう。

すべてを長文にする必要はなく、採用担当者が一目で把握できるように整理するのがコツです。

職務経歴書の書き方例文【経験者向け】

以下は、病院経験を持つ看護師の職務経歴書例文です。

【職務経歴】
〇〇病院　外科病棟（2018年4月〜2023年3月）
・周手術期患者の看護、創部処置、術前オリエンテーションを担当
・急変時対応、救急搬送患者の初期対応を経験
・病棟リーダー業務を担当し、スタッフ間の調整を実施
・新人教育プリセプターを3年間経験

【活かせるスキル】
・術前・術後管理、ドレーン管理、点滴管理
・患者・家族への説明力と傾聴力
・多職種とのチーム医療連携

職務経歴書の書き方例文【ブランクあり・未経験者向け】

結婚や出産でブランクがある方、病院以外から訪問看護や介護施設に転職したい方も安心してください。

以下のように書けば十分アピールできます。

【職務経歴】
△△総合病院　内科病棟（2015年4月〜2019年3月）
・糖尿病や高齢患者への療養指導
・服薬管理や生活習慣改善の支援を担当
・褥瘡予防ケアやリハビリスタッフとの連携を経験

【ブランク期間】
2019年4月〜2022年3月：育児に専念
復職に向けて復職支援セミナーやBLS研修に参加

【活かせるスキル】
・慢性疾患患者への指導経験
・患者や家族とのコミュニケーション力
・学び直しを通じた新しい知識習得への意欲

職務経歴書を短時間で仕上げるコツ

「5分で完成」させるためには、最初から完璧を目指さず、まずは箇条書きで事実を書き出すのがポイントです。

その後、必要に応じて文章を整えれば十分に仕上がります。

また、転職サイトや転職支援サービスには職務経歴書のテンプレートが用意されている場合もあるため、それを活用するとさらに効率的です。

まとめ

看護師の職務経歴書は「これまでの経験をどう活かして働けるか」を示す大切な書類です。

しかし難しく考える必要はなく、勤務先、担当業務、役割、スキルを整理すれば5分で完成できます。

経験者は病棟で培ったスキルを、ブランクありや未経験者は学び直しや意欲を強調すれば、採用担当者にしっかりと伝わります。

この記事を参考に、忙しい看護師でも短時間で質の高い職務経歴書を完成させてください。